日本人なら誰でも知っているそうめんですが、売り場に行くとそうめんと同じようで少し太いひやむぎや、もっと太いうどん、きしめんと、似ていて名前が異なるものがたくさん置いてありますよね。
そうめんとうどんの違いとか、きしめんとひやむぎとかって何なのでしょうか?
太さだけで名前が変わってしまう?それとも原材料が違う…?それとももっと他に秘密が隠されているのでしょうか?
今回は、そうめんやうどんなどの、乾麺の違いについて調べてみました。
そうめんとうどんの違いって?
そうめんとうどん…まず見るだけですぐにわかる違いは太さです。
でも地域によると、うどんかと思うくらい太いそうめんや、逆にこれってどう見ても、そうめんだよね?と思えるうどんもあります。
大好きな揖保の糸は細い麺。
よく購入する半田そうめんは太めそうめん。
そうなると、太さで見分けるというのはちょっと違うみたいですよね。
そこで調べてみたところ、全国乾麺協同組合連合会ホームページには、しっかりとそれらの違いが明記されていました。
※乾麺の太さの定義
- そうめん 長径 1.3㎜未満
- うどん 長径 1.7㎜以上
そうめんとうどんの違いに太さは関係ないと思いきや、判断基準は太さでした!!
これがそうめんとうどんを仕分けする基準です。
主な原材料はどちらも小麦粉、水、塩(そうめんのみ植物油使用)なので、全国乾麺協同組合連合会によると、そうめんとうどんの違いは太さと言うことでした。
日本3大そうめんといえば「揖保乃糸」兵庫県、「三輪そうめん」奈良県、「小豆島そうめん」香川県だそうです。
香川県はうどんの名産地というのは知っていましたが、そうめんもおいしいようですね。
我が家的にはそうめんと言えば白くて細い「揖保乃糸」推しなので、そうめんといえば「揖保乃糸」です。
少し値段は高い(ランクにもよりますが)のですが、これぞそうめんといった細さ、白さ、コシの良さなのでお気に入りです。
半田そうめんは、そうめんと感覚ではなく「半田麺」というオリジナルな感覚で食べてます。太いのが特徴ですが、そうめんと呼ばれているだけに太さは1・7未満。
半田めんはうどんですか?とよく聞かれますが、半田めんは〝そうめん〟です。
手延麺の場合は、太さの直径が1.7mm未満まで引き延ばした麺は、そうめん、ひやむぎのどちらで表示しても良い事になっております。
うどんは直径1.8mm以上に引き延ばした麺をうどんと表示しています。
そうめんによって太さはちょっと違いますが、とにかくうどんとの違いは「太さ」だということを覚えておくと良いですね♪
そうめんの郷土料理紹介
各地、各場所でそれぞれに作られているそうめんたちの中で、一番人気の郷土料理メニューは「鯛そうめん」でした。
※そうめん郷土料理人気NO.1レシピ
おめでたい席に欠かせない「鯛そうめん」が、そうめんの郷土料理で一番人気でした。
こんなに立派な鯛を準備するのはなかなか…なので、私は鯛のさしみでちょちょっと作っちゃいますよ。
夏の終わりにそうめんが余ったら・・みなさんもお試しあれ。
そうめんとうどんの違いがわかってスッキリしましたね♪・・って本当にスッキリしました?
そうめんに似ているものはうどんだけではありませんよね・・。ひやむぎや、きしめんはどうなのでしょうか?ここまできたらこの二つの違いもしっかり抑えましょう。
じゃあそうめんとうどんとひやむぎときしめんの違いって?
こちらも全国乾麺協同組合連合会のホームページにありました。
※きしめんとひやむぎの違い
- きしめん 幅4.5mm以上 厚さ2.0mm未満
- ひやむぎ 長径1.3mm以上 1.7mm未満
こちらも太さがどれくらいかで判断するようです。
そうめんとひやむぎの違いが微妙ですが、先ほどの半田そうめんのところでふれたように手延べの場合はどちらの表記でも良いということだそうなので、やっぱり違いは微妙です(笑)
揖保の糸のような細いそうめんは1.3mmもないのでひやむぎとは呼べず、そうめんとなります。
そして原材料はそうめんたちと同じ小麦粉、水、塩です。
ひやむぎ、うどん、きしめんは伸ばして作るそうめんとは違い生地を平らにして切っていくという作り方なので、油を使用しなくて良いのです。
奈良時代の頃に中国から伝わったとされる細いめんを食べるという文化は時とともにどんどん日本に浸透していきます。
その中でうどんはあたたかく食べる麺、冷や麦は冷たくして食べる麺となり、冷やす目的で細くなったとも言われています。
今とは違って、麺を茹でるには薪から…冷やすにも冷蔵庫などがない時代に考えられて進化した結果、そうめん、ひやむぎ、きしめん、うどんと形状を変えてきたのでしょうね。
きしめんの郷土料理紹介
※きしめん郷土料理人気NO.1レシピ
実は私は土地柄なのでしょうか?きしめんは食べたことがありません!
名古屋に行った時は味噌カツを食べてしまったので、次はきしめんを食べてみたいです。
それだけ昔々から食べられてきたこれらの麺なので、きっと日本人に合っているはず。
長い歴史のある食材ということで、まだ未熟な赤ちゃんの離乳食に使うというのはアリなのか?ということが気になりしたのでそこも調べてみました。
そうめんやうどんの違いがわかったけど、離乳食には注意が必要?
これほど古くから日本各地で親しまれてきた乾麺たち…日本人に合わないわけはありません。
となると、離乳食に使えるのではないでしょうか?とうことで、そうめんやうどんを離乳食に使用するときの注意点などを調べてみました。
まずは、原材料が小麦粉なので、赤ちゃんに小麦粉アレルギーがないことを確認してください。
小麦粉アレルギーでない赤ちゃんならば、離乳食中期から食べることができます。
※そうんめんを離乳食に使う時の注意点
- 大人が食べるより長めに茹でてやわらかく
- 茹で時間は長めでも、麺の長さは短めに。茹でる前に割っておくと楽です。
- 塩分を除くためにしっかり水洗い&さらす。
- 量は少なめからスタ―ト(中期:30g~50g、後期:50g~60g、後期:60g~80g程度)
- 冷麺より、にゅうめんがおすすめ
※そうめん離乳食レシピ(にゅうめん)
色取りの良い野菜のにゅうめん離乳食レシピです。
そうめんと一緒に体によい野菜も、つるっとお口の中に入れてしまえば、野菜好きな子に育ちますよ。
まとめ
そうめん・うどん・ひやむぎ・きしめんの違いは「太さ」という結果になりました。
そうめんとひやむぎは太さによって同じものである場合もあるということです。
「太めのそうめん=ひやむぎ」というところですね。
食感が太さで全然違うので好みはわかれるところかと思いますが、シーンや季節によって使い分けるとたくさんの楽しみ方ができますね♪