寒くなると食べたくなるのが、あったかい汁ものですね。
おしゃれなスープやお鍋もいいけれど、昔食べた懐かしいけんちん汁が食べたいなぁ~。なんてふと、思うことがありませんか?
懐かしくてあったかいけんちん汁、絶妙においしかったけれど、何が入っていてどんな味付けだったんだろう?あれ?「けんちん汁」の定義は?なんてちょっとドツボにハマったりして(笑)
今回はけんちん汁に挑戦しようと作り方を調べている主婦の方に、けんちん汁の定義から基本のけんちん汁の作り方、変わり種けんちん汁、作ったけんちん汁を冷凍する方法もご紹介します。
けんちん汁具材の基本と野菜の切り方、そして基本のレシピ
まずは、けんちん汁の定義から簡単に。どんなものをけんちん汁と呼ぶのでしょうか?
私は給食でできたことがきっかけでけんちん汁を知った一人なのですが、あまり定義までは考えてなかったので、調べていて「へぇー」と思ってしまいました(笑)
けんちん汁と呼ばれるようになったきっかけは、鎌倉「建長寺」の修行僧の作る汁物というところから「建長汁」が鈍ったんだって。「けんちょうじる」→「けんちうじる」→「けんちん汁」のような感じでしょうか。
けんちん汁の基本
けんちん汁のことを知ったところで、一番に抑えておきたいのが『基本のけんちん汁』の作り方です。基本を知っておけば、いつだって作り放題、アレンジもし放題です!
ごま油で具材を炒めてから、ダシで煮て、醤油で味付け。
けんちん汁の基本具材
- 根菜類(大根、人参、ごぼう、さといも、蓮根等)
- 豆腐
- こんにゃく
けんちん汁を作るには具材の準備が大変そうで、作るのやめちゃおうかなぁ?と一瞬でも思った方は、スーパーに売っている下準備済みのパックや冷凍ものを使う手もアリですよ。
レシピよりもちょっと具材を多めに入れると、食べごたえがある1品に仕上がりますね。
けんちん汁の具材にこれもおすすめ!試したい&変わり種
具材がたくさん入っているけんちん汁ですが、基本の具材で慣れてきたら、変わり種具材を入れた我が家流のけんちん汁にも挑戦してみましょう。
試したい具材
基本のけんちん汁の具材の他に・・
- 筍
- 生椎茸・なめこなどキノコ類
- 豚バラ肉
- 練り物
- 長ネギ
- 薄あげ
実はこれらの具材も足すと、かなり美味しいけんちん汁に。こちらのレシピも参考にさせていただきました★
あ、精進料理だから動物性のものはなし、と先ほどのけんちん汁の定義のところでお伝えしたけど、ここは我が家流ということで、美味しいと思ったら具材として投入アリだとおもいますー♪
基本を知ることも大切だし、具沢山は美味しいけれど、たくさんの具材を毎回全部揃えるのは大変。
定義もあるけれど、おうちにある物で好きな具材に変更して『我が家流けんちん汁』を作るといいかと思います♪
けんちん汁の変わり種具材
変わり種けんちん汁をご紹介、こんなものも入れるんだ!こんな具材もあるんだ!とびっくりする具材もあります。
けんちん汁といえば「里芋」のイメージですが、実はじゃがいもを入れる家庭も多いようです。野菜も白菜入れるのが新鮮。
そしてただじゃがいもを入れるだけではなく、こちらは「じゃがいも餅」を作って入れるレシピです。
洋風のけんちん汁なら、洋風なおかずの付け合わせに出来ます。
サラダ用のミックスビーンズとトマト使いで、おしゃれなスープ風けんちん汁の完成です。
めんつゆを活用したけんちん汁も簡単につくれて人気です。
辛いもの好きな方には、辛~いけんちん汁がおすすめ、うどんも入れれば「けんちんうどん」んになります。
寒い時には辛いものを食べて体の中からポカポカさせちゃいましょう。
けんちん蕎麦も美味しいです。
いろんなバリエーションがあるけんちん汁は、がっつり作って主菜にしてもいいし、軽めのもので副菜にもできるうれしい1品。
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いつでもすぐ作れるように具材を準備しておきたい!そんな時は冷凍できる具材は冷凍しておくのもいいですね。
ということで、けんちん汁用の冷凍具材についてまとめておきます。
けんちん汁の具材は冷凍しておいておくのが一番!我が家はこうして冷凍しています
いつでもすぐ作れるように、けんちん汁の具材を準備して冷凍保存しておくとめちゃくちゃ便利です。根菜が主な具材になるけんちん汁だから、基本的には下準備に手間がかかる「根菜」を冷凍保存しておきましょう。
根菜を冷凍保存する方法
里芋
皮をむいた里芋をボウルに入れた水につける、または1、2分茹でて水でさっと洗ってぬめりを落とします。
ぬめりをしっかり落とすことが重要なので、水につける場合はぬめりが取れるまで水を何回か替えてくださいね。ぬめりが取れたら水気を切って、冷凍保存用の袋に入れて冷凍します。
にんじん
適度な大きさに切って、冷凍保存袋に入れて冷凍します。まとまって凍ると使いたいだけ出すのが困難になるので袋には固めて入れず、広げて平らにして入れましょう。
ごぼう
ごぼうは適度な大きさに切って水にさらしてあく抜きをし、水気を切って冷凍保存袋に入れます。
水にさらす時間が長いとごぼうの旨味が流れてしまうので、さらす時間は30秒くらいでOKです。
蓮根
適度な大きさに切って水1カップ+酢こさじ2分の1にさらして灰汁を抜いた後、水気を切って冷凍保存袋に入れて冷凍します。
酢水にさらす時間は2、3分でOKです。
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これだけ保存しておけば、けんちん汁作りがものすごく楽になりますね。
単品で保存する方法をご紹介しましたが、人数分の具材を混ぜておき、「けんちん汁セット」にして保存しても使い勝手が良いです。
炒めて冷凍するとさらに楽チンになりますよ!
まとめ
けんちん汁の具材や作り方など、基本についてお伝えしてきました♪
定義についてはあまり深く考えたことなかったので学びになりましたし、基本を知るところから具材のバリエーションも増えるきっかけとなったと思います。
けんちん汁食べたーいって思ったときにさっと作れるように冷凍保存をしたり、変わり種にも挑戦してみたりと、寒い冬には暖かくなつかしのけんちん汁、暑い夏にもクーラーで意外と冷えた体に、ぜひけんちん汁を作ってくださいね。